わきが治療の危険性が知りたい!!わきが手術のリスクとは?
この記事を読むのに必要な時間は約 3 分です。
わきがの原因となるアポクリン汗腺は、わきの下、耳の中、乳首の周囲、陰部にほぼ限定されます。軽度のわきがなら自分でケアもできますが、重度のわきがは専門的な治療が必要です。
治療法として最も一般的なのが、わきの下の場合はアポクリン汗腺を手術で除去する方法です。
わきが手術そのものはリスク小
手術の方法は局所麻酔をかけて、わきの下を切開して内部のアポクリン汗腺を目視で取り除きます。わきがの治療としてはかなり効果的ですが、いくつかのデメリットも存在します。
まず手術法として医師個人の技量に多分に左右されます。当然高い技量を持った医師の治療を受ければ成功の確率は高く、そうでなければ確率は低くならざるを得ません。
除去手術ではわきの下を切開するので、手術後には5~10センチ程度の傷跡が残ります。また除去するアポクリン汗腺の範囲が広い場合は、2か所以上を切開するケースもあります。
わき毛の発毛異常も起り易く、傷跡と共に美観を損なうケースもあります。更に手術後1週間は上腕をほぼ固定しておく必要があり、全体で2週間ほどは日常生活にかなりの不便さを強いられます。
別な体臭と再発の危険性
さて、手術でアポクリン汗腺を除去した後には、もう一つ別の危険性も存在します。それは身体全体の汗腺バランスに関わる問題です。
わきの下のアポクリン汗腺を除去すると、それ以外の部位にあるアポクリン汗腺の発汗量が増えてしまう場合があるのです。
わきの下からの臭いは減りますが、それ以外の部位からの臭いが強まり、全体としては手術前とあまり変わらないといった事例も報告されています。
またアポクリン汗腺は再生力が強いため、手術で除去できずに残っていると、わきがが再発する可能性もあります。再発のリスクを低くするのは、やはり手術を担当する医師の技量に頼らざるを得ないのが現状です。
現在はわきがを切らずに治療する方法として、「ボトックス」という治療法もあります。アポクリン汗腺の働きを弱める成分を注射して、間接的にわきが臭を弱める治療法ですが、効果は軽度のわきがに限られ、しかも長続きしません。
それでも有効なわきが手術
わきがの除去手術そのものは危険な手術ではありません。手術後に再発して臭いがひどくなったり、別な部位の臭いがひどくなったりするケースが報告されているとはいえ、実績のある病院を選んで、事前のカウンセリングをしっかりと行えば、治療が成功する確率は高まります。
わきがに悩む皆さんは、まずはわきが専門で高い治療実績をもつ病院を探して、相談してみてはいかがでしょうか。
市販では買えない!本当におすすめのわきがケア商品ランキングの記事へ
More from my site

管理人:ミキコ

最新記事 by 管理人:ミキコ (全て見る)
- 市販では買えない本当にわきがに効くおすすめの商品ランキング - 2017年4月27日
- いっそ手術で治したい!ワキガの手術って保険適応できるの? - 2017年3月19日
- 「わきがはうつる」という噂の真相は?親がわきがの場合の遺伝率 - 2014年5月22日